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クレディセゾンが社員区分を撤廃し全員「正社員」に

公開日: : News

クレディセゾンが社員区分を撤廃し全員「正社員」に

これは大ニュースですね。

クレディセゾンが、社員区分を撤廃して、非正規社員を全員「正社員」雇用するという方針を発表しました。

これは日本の労働者にとって良いニュースです。

この流れが他の企業にも波及して、「非正規雇用」が減っていく動きが作られていったら良いとおもいます。

 

 

クレディセゾンの決断「全員正社員に」

クレディセゾンはこの度、2200人の契約社員・非正規社員を全員「正社員」待遇にして、社員の区分を撤廃することを発表しました。

この方針は2017年9月16日より施行されます。

全社員3900人が、「正社員」として、新しいスタートを切ることになります。

 

また、コールセンターで働く社員たちの中には時給制で給与が支払われていた人たちも数多くいましたが、これもすべて「月給制」に移行するとのこと。年に2度の賞与も出ます。

 

なんてことだ・・・!素晴らしいぞクレディセゾン。

 

 

最近、大手企業で幾つか起きている現象「全社で正社員に」

もともと、バブル期には非正規雇用・契約社員という特殊な雇用形態は、少なかったと言います。

昔はみんな、「正社員」であった牧歌的な時代があったのですね。

しかし、非正規雇用の枠はだんだん増え続け、2014年には4割程度が「非正規社員」として、

社会のかなりの割合を占めるように

なってしまいました。

 

非正規社員の問題点は、その待遇の悪さ。

給与も低く抑えることができてしまうし、法律で定められている社会保障もグレードが下がって良い。

同じ仕事内容であっても、その「社員区分」のゆえに、そんなことができてしまうのです。

 

「同一労働・同一処遇(同一賃金)」

という、雇用の大原則から外れていますが、日本の商慣行の中ではこの非正規雇用はなぜか生き残ってきたのです。

 

 

そんななか、かなり有名な大企業がこの傾向に抗った動きを見せています。

2014年に

・スターバックス

・ユニクロ(ファーストリテイリング)

が、全社員を正社員化する方針に転換します。

また、住友生命などもその流れに追従しています。

 

 

今回のクレディセゾンと合わせて、非正規雇用をやめるのは、とっても素晴らしいことだけれども、、、

なぜ、こんなことが起こってきたのでしょうか?

 

 

非正規雇用をやめる理由

そもそも、正社員でなく非正規社員・契約社員とすることの企業側から見たメリットは、

「低コストで雇用できること」

に尽きるのです。

 

同じ仕事内容・仕事レベルを要求しておきながら、給料を低く抑えても社会保障をしなくても良かったのです。

そして、解雇にすることも、正社員に比べると簡便でした。

ひどい話ですが、いろいろとうまみがあったのです。

 

しかし、このような労働者にあまりに不利な条件が重なると、労働者側も辞めることに躊躇がありませんし、もし他に正規雇用をしてくれる企業があればぜひそちらに移りたいと思うものです。

そうして非正規社員が辞めることに対してハードルが低くなった結果、手間とコストをかけて教育してきた人が他の企業へと転職していくというデメリットが大きくなってしまいました。

そして結局、

デメリットがメリットを上回ってしまったと判断した

のです。

 

(労働者の待遇改善が一番の動機でなさそうなのは残念ですが、、、苦笑)

 

 

「同一労働・同一賃金(処遇)」の原則について

「同一労働・同一賃金」という原則は、もともとは、欧米では差別を禁止するために生まれて発達してきた考え方なのですね。

人権思想なのですよ。

 

つまり、

同じ労働をしている、人種Aと人種Bで待遇が違う

ということがないように、という意味で考えられたのです。

 

年齢、性別、人種。

そういったことではなく、仕事の内容で処遇や賃金が決まっていく。

その原則を徹底することによって、人権を守っていくという発想があるのです。

 

 

日本独自の商慣行「非正規雇用」

対して、「非正規社員、非正規雇用」というのは、日本独自の商慣行なのです。

これは、その非正規社員が仕事内容が軽く、責任もないのであれば、可能かもしれません。

しかし、往々にして起こることは、仕事の内容は全く変わらず・重い責任を持ちながら、待遇だけが非常に悪い、というパターンです。

 

これは「同一労働・同一賃金」の原則に反する、(欧米の考え方からすれば)人権侵害の問題なのですね。

 

また、ある専門家たちによれば、

「非正規雇用は現代における身分制」

であるとか、

「江戸時代の身分制度の名残り」

などとも言われたりします。さすがに後者はこじつけのようにも思えますが、仕事も責任も全く変わらないのに「あなたは正社員ではないから」という理由で賃金が低いなら、それは身分制度と批判されても仕方の無いことでしょう。

 

クレディセゾンの今回の決断は、そういう日本独自の商慣行に疑問を呈するという意味でも、非常に良いことだとおもいます。

 

 

まとめ:クレディセゾンが社員区分を撤廃し全員「正社員」に

「正社員」なんて言葉が世の中からなくなり、全員、仕事内容で判断される世の中になってほしいですね。

一番の問題は「問題と分かっていても変えない・変えられない」という、非合理的な日本人の体質にあるのかも。

小さいことから大きいことまで、本当に「ただ単に変えたくない」んですよね、日本人って。

(全くの例えですけれども、ファックスとか本当に世の中から無くなってほしい・何のメリットもない通信手段だと思うのだけれど、現にアメリカからファックスは全く消失したんだけれども、日本に帰ってきたらファックスがまだあった、しかも頻繁に使われよる!笑)

非正規雇用はここまで問題があると騒がれているのだから、そろそろここからは脱却していくべきでしょう。

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