*

名言多数「挫折を愛する」(松岡修造)|書評・ブックレビュー

公開日: : 書評・ブックレビュー

松岡修造の名言連発!

今日は熱すぎる男、松岡修造さんの「挫折を愛する」という本を紹介したいと思います。松岡修造の名言を読んで元気を出したい人、松岡修造カレンダーがほしいけど、ちょっと日めくりカレンダーを飾るのまでは恥ずかしいなぁと思ってる人、必読です。

帯には

本書のテーマは「挫折」

自分の可能性を信じれば必ず新たな展開がある

自分を過小評価すると恐怖心が生まれる

「才能がない」と思いながらテニスを続けた理由

人には、あえて大きな挫折を選択するときがある

ノー・モチベーション状態からの脱却

Why?よりもHow?に意識を向ける

人生は成功と挫折の繰り返し

とあります。

なんだか見出しからして熱いし、名言が連発、松岡修造、、

 

目次は、、、?

目次は以下のようになっています。

はじめに 成功だけが続く人生なんてありえない

第1章 誰もが抱える恐怖心

第2章 失敗と敗北の受け止め方

第3章 モチベーションは自ら生み出す

第4章 心を強くするコミュニケーション

第5章 もっと自分を応援しよう!

おわりに 自分の可能性を信じれば新たな展開がある

 

それではいつものように印象に残ったところを拾い上げていきましょう!

挫折によって人は成長する

仕事、勉強、人間関係。人は何かに取り組んで失敗したとき、挫折感にとらわれることがあります。しかし松岡修造さんは、「落ち込む必要は全くない」といいます。失敗やつまずきを経験したことのない人よりも、むしろ何度も転んで立ち上がった人の方が強いと言うのです。挫折はあきらめたら挫折になりますが、もしあきらめずにそこから盛り返していくならば、それは挫折にはなりません。むしろ成功の要因になります

松岡修造さんは、熱血・気合というイメージがありますが、いつもポジティブなわけではなく消極的な部分もあるし、自分の弱さと人一倍向き合ってきたといいます。松岡さんいわく、もうだめだ、もう無理だ、と思ったときは「心の筋力トレーニング」の真っ最中。もう無理だ、というのは劇的に自分が変わる寸前の最後の苦しみの瞬間なのかもしれない、というのです。

 

松岡修造、人生最大の挫折

この本ではいろんなアスリートとの交流とインタビューから、松岡さんが回想しながら語っていきます。しかし一番感動的で、教訓に説得力があったのは、松岡さん自身の人生最大の挫折と、そこから這い上がったストーリーです。松岡さんの挫折・敗北の経験で最大のものは、21歳のときに起きた両膝の半月板の損傷でした。プロに転向して三年目、世界ランキングトップ100の壁をやぶって、さあこれから!というときにその故障が起こりました。

膝が痛くて試合に負け、それどころか練習にも集中できない。

悩みに悩んだ末、松岡修造さんは膝の手術を受けることになります。しかし、復帰のためのトレーニングをしていると、また膝に痛みが走ります。

本当に治ったのだろうか、、、、

どす黒い疑念の雲と言い知れぬ不安が、松岡さんの心を覆います。

そこからは、悪循環。

ツアーを休んでランキングが下がり続ける。リハビリを続けながら復帰したが、一回戦負けの連続。焦りが怒りへと変わり、最後は「なぜ、こんなことに、、」と悲劇の主人公のようになっていったと言います。

きっかけは、難病の少女との出会い

その挫折から抜け出るきっかけとなったのは、一人との少女との出会いです。ファンだから会ってやってと医師に頼まれて会った少女は、笑顔で松岡さんを励ましてくれました。しかし、その二週間後、その少女が亡くなったことを松岡さんは知らされるのです。

病名を聞いていなかったのですが、白血病で、すでに助からないと分かっていた状態で松岡さんに会っていたのでした。

松岡さんは呆然としました。自分が励ましてほしかったであろうその状況で、少女は逆に松岡さんを励ましてくれた。自分の不甲斐なさに、ショックを受けます。

この体験が、松岡さんに「本気で生きよう」という目覚めを与えます。

「あの子は生きたくても生きられなかった。でも、俺はこうして生きている。だったら、本気で生きてみろよ!」

熱い、熱すぎる。暑すぎる。熱血・松岡修造の誕生です。

人を妬む気持をプラスに変えよう

そんな松岡さんですが、人と自分を比べたり、人に嫉妬したりするのは、自分にとって全くプラスにならない感情だと説いています。嫉妬は、人間関係から負の要素ばかりをもらって心が折れて、「どうせ自分は、、、」という自己嫌悪に陥らせるものだと言います。

松岡修造さんがジュニア時代に、こんなことがあったと言います。

初めてジュニアの大会で優勝したとき、テニス界のスーパースター、ロッド・レーバーが来日してみてくれていた。

しかし、レーバーさんは優勝した松岡さんをほとんど無視し、アドバイスを願っても一言だけ「これからもがんばりなさい」。そしてレーバーさんは準優勝した選手に対して熱心にアドバイスをして、一時間以上もマンツーマンで指導したというのです。

テニスを介した人との出会いで、一番心が折れたのはこの時だと言います。

けれども、大事なのはここなのです。

人と比較して、自分の持っていないものに目を向けるのではない。むしろ、自分が「持っているもの」の大切さを考えて、嫉妬心をプラスに変えていく。

 

一度しかない人生を輝かせるために

この本は、いろんなアスリート、いろんな名試合の舞台裏を垣間見れます。

そして、いろんな修羅場、人生を知ることができます。

競泳の萩原智子選手の闘病とオリンピック出場への挑戦は、心うたれるエピソードです。

萩原選手は闘病の末に過酷なトレーニングを積み、果敢に挑み、最後はオリンピック出場の夢が叶わなかったのです。

そのあとに、松岡さんはこうつづっています。

「成功とは、他人の評価ではないということを、改めて教えられた気がしました。」

自分を取り巻く状況が、変わっていくなか、そのときそのとき、何をどうやれば自分は納得できるのか。その答えは自分のなかにしかない、と言います。

人生には予想もしない出来事が起こりますし、若いころ思い描いていた人生をそのまま生きていく人はいません。しかし、予想できる人生なんてつまらない、と松岡さんは言います。予想外の人生だとしても、今が幸せなら、それでいい。他人はまったく関係なく、自分自身が幸せだと思えるかどうかが、全てなのです。

そしてそのために大切なのは、

・自分を唯一無二の存在として認識すること。

・自分のことを好きになること。

・自分で自分を応援すること。

苦境に陥ったときに、心が折れてしまいそうになるのはわかります。しかし、そんなときこそ自分を奮い立たせて、自分が「自分の人生の主役」であることを思い出して、自分を好きになって、自分を応援すべきだというのです!

自分の可能性を信じれば新たな展開がある

アスリートがたくさん、本書では取り扱われています。しかし松岡さんは、挫折を乗り越えて新しい可能性・新しい展開を開いていくのはアスリートだけではない、と言います。

挫折のない人はこの世にいない

ビルゲイツやスティーブジョブスのようなビジネスの成功者たちも、挫折を経験しています。プロッフェショナル仕事の流儀を見ても、情熱大陸を見ても、なんらかの挫折を乗り越えている人たちばかりです。

挫折にあったとき、一番のポイントとなるのは、物事の捉え方を変えることだと松岡さんは言います。挫折は、落ち込みます。挫折を喜ぶことなんてできません。しかし、自分の長所・短所を素直に受け入れ、楽な気持ちで、新しく取り組んでいくのです。

そのときに、「自分が好き」「自分を応援する」その気持ちが基本になります。自己否定からは何も生まれません。

挫折のときほど、本当の力を発揮できる

松岡修造さんは、挫折のときほど本当の力を発揮できると本書で繰り返し言っています。挫折の乗り越え方は人それぞれですが、そのときに本当の力を発揮していくのです。

 

松岡修造さん「挫折を愛する」:まとめ

これは隠れた名著です!

松岡修造さん、素朴な熱血漢なんてイメージを持っていて、申し訳ない。

論旨は明快で、人間や人生の出来事に対する洞察も深く、人生観にも深みと豊かさがあります。

そしてなんといっても、励ます男。

この本を読むと、自分を好きになろう、自分を応援して取り組んでいこう、と前向きな気持ちになれます!素晴らしい本!松岡修造さん、ありがとう!!

Team18広告

Feedly

follow us in feedly

nend

関連記事

書評: もう、怒らない(小池龍之介)

今日は「もう、怒らない」という本を紹介します。 著者はなんと現役の僧侶、小池龍之介さんです。

記事を読む

みだれない生き方 (小林弘幸)から学ぶ成功法 | 書評・ブックレビュー

「みだれない生き方」(小林弘幸)から学ぶ成功方法|書評・ブックレビュー 今日は「みだれない生き

記事を読む

鈍感力(渡辺淳一)| 書評・ブックレビュー

かつて小泉純一郎元首相で話題になった、「鈍感力」の元ネタです。 鈍感力を身につけましょ

記事を読む

書評: EQ英会話 (本城武則)でシャイな人も英語がペラペラに。

  今日は 「EQ英会話」 を紹介して、英会話の上達方法について

記事を読む

この世の悩みがゼロになる(その2) | 書評・ブックレビュー

この記事はブックレビューの後半です。前半は「この世の悩みがゼロになる(その1)」をご覧ください。目次

記事を読む

書評: ラクをしないと成果は出ない(日垣隆)

今日は 「ラクをしないと成果は出ない」 という本を紹介します。著者は日垣隆さんです。

記事を読む

書評: 100%幸せな1%の人々(小林正観)

私は最近仏教系の本に惹かれています。 以前にも現役の僧侶である小池龍之介さんの著作についてレビ

記事を読む

一瞬で頭スッキリ「考えすぎない」練習帳 | 宝彩有菜 レビュー

一瞬で頭スッキリ「考えすぎない」練習帳 by宝彩有菜 ブックレビュー このブログは最近はいつの

記事を読む

元気の出る名言20!! カーネギー名言集より

元気の出る名言20!!! カーネギー名言集より 元気が出る名言を20個抜粋してお届けします。す

記事を読む

望みをかなえる脳(林成之)| 書評・ブックレビュー

脳の仕組みを用いて、勉強・仕事に成果を出そう。 脳の仕組みを知ると、願望実現に一歩近づ

記事を読む

Team18広告

Feedly

follow us in feedly

nend

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Team18広告

Feedly

follow us in feedly

nend

井口資仁が引退。ソフトバンクの次期監督候補か

井口資仁が引退。ソフトバンクの次期監督候補か ロッテの井口資仁が

大谷翔平、怪我・長期離脱からオールスターへ向け復帰か!?

  大谷翔平、怪我・長期離脱からオールスターへ向け

51勝メジャーリーガーの大家友和が引退!?

51勝メジャーリーガーの大家友和が引退!? 通算51勝をあげた、

髭男爵の山田ルイ53世がワイドナショーにて名言!?

髭男爵の山田ルイ53世がワイドナショーにて名言!? 髭男爵の山田

ヤンキース田中将大、不調続きから脱却できるか

ヤンキース田中将大、不調続きから脱却できるか ヤンキースの田中将

→もっと見る

PAGE TOP ↑