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書評: 「悩みグセ」をやめる9つの習慣(和田秀樹)

公開日: : 最終更新日:2017/04/17 書評・ブックレビュー

今日は「「悩みグセ」をやめる9つの習慣」という本を紹介します。

著者はベストセラー作家であり精神科医である和田秀樹さんです。この方はすごい人。勉強法からこのような心理学を応用したライフハック、はては人生論までいろんな本を出版しています。しかも本業はお医者さん。多忙の中で大量の執筆をこなされていることは、きっと書いていることをご自身で実践されているのでしょう。そういう意味でも信頼性のある本です。

 

悩んでもしょうがない、と言われても人は悩んでしまうものです。人は悩んでも仕方のないことほど、考えても無駄なことほど、ついくよくよと考えてしまうもの。この本は、そんな人への処方箋として、心が軽くなる「考え方」を紹介します。すこし視点を変えて、新しい考え方をしてみることで、自分が変わっていけるかもしれません。

 

目次はネタバレになるかな

いつもブログで書評を書くときは、目次を書くのですが、本書においては目次を掲載するのはやめておきます。

なぜなら「悩みグセをやめる9つの習慣」とタイトルにある通りに9つの習慣を順番に紹介するのが本書のキモであって、目次はそれぞれの習慣に対応しているのです。目次を書いたら本書の内容が丸わかりになってしまいます!

 

がんばりすぎない、白黒つけずグレーでいく

多くの人の心に刺さるような教えを幾つか紹介していきます。

いくつかの章で共通しているのは、「完璧主義」が悩みを生み出しているという指摘です。何事も、完璧を目指してがんばりすぎると、疲れてしまいます。著者は仕事の完璧主義は時間の無駄であり、ざっくり・だいたいで良しとできるマインドが、悩みを軽減すると説いています。

それどころか、人間関係の完璧主義・がんばりすぎも悩みの元になるのだとか。

真面目な人は、仕事で完璧主義・がんばりすぎになるどころか、人間関係や自分自身のあり方についても完璧主義を持ち込んでしまう。そして自分の欠点を克服しようと躍起になります。

著者は大胆にも、欠点をつぶしていったら人間はつまらなくなる。嫌われて良いんだ。と喝破します。

嫌われても良い、というのは著者の他の本にも出てきますし、最近流行りのアドラー心理学なんかでも出てきますね。案外、日本人はこれが苦手なのかもしれません。

 

白黒つけずにグレーでいく、というのも心に響く教えでした。白黒つけたがる人間は、心に痛みを覚えやすいというのです。

実際、黒か白か、必ずどちらかの判断を下してしまう2分割思考をする人は、心に「痛み」を呼び込みやすい人。こういう人はまず、周囲にいる人を、敵か味方かに分ける。

それだけでも当然、人間関係はうまくいかなくなる。敵と判断された人は、いい気分はしない。トラブルに巻き込まれることもあるだろうし、早々にその人のもとを去っていくだろう。(209ページ)

これは人としての器が試される部分かもしれませんね。どんな人も鷹揚に構えて受け入れていく。そんなことができれば、確かにストレスと悩みは激減するような気がします。

 

前向きな習慣

悩みとストレスを減らすための前向きな習慣も幾つか紹介されています。

一週間に3つ、楽しみを見つける

これは、非常に良いサジェスチョン!

9つの習慣の中には、「あきらめる」とか「くらべない」とかいうものもあったのですよ。それは非常に説得力のある内容ですが、「分かってはいても、ついつい人と比べてしまうんだよ、、、」ということが起こりうるのが人間です。

でも、この「一週間に3つ楽しみを見つける」は非常に積極的な提案です。自分がワクワクできることを3つ、設定していくこと。

筆者は以下のようなことを例として挙げています。何これ、私を喜ばせることをあらかじめ知っているかのような(笑)。

・毎週、好きなスポーツ中継を見る

・一ヶ月に一度、大好きな趣味に没頭する

・妻と二人でレストランに食事に行く

・観たい映画の前売り券を買っておく。

・10時以降、好きな本を読む日を作る。

・お気に入りのワインを飲む

・高級ブランドのスーツを仕立てる

好きなことを一週間に3つ設定して、それを楽しみにして日々の仕事をがんばる。それは非常に前向きで、工夫次第で誰でも実行可能な気がします。

 

前向きな習慣をもう一つ

もう一つ気に入った習慣を紹介します。

それは「他人も自分もほめる」ということ。誰だってほめられてこそ伸びる。自分で自分を大いに認めてほめていいのです。この辺が和田秀樹さんの著作に共通しているポジティブなトーンであり、私が好きなところです。

そして最近のオリンピックのメダリストも例にあげつつ、前向きで明るい人材こそ成功できると説く。非常に前向きな結論で、元気が出ます。

以上、書評: 「悩みグセ」をやめる9つの習慣(和田秀樹)・・・でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。もし面白かったらシェアしてくださるとうれしいです。

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