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この世の悩みがゼロになる(その1) | 書評・ブックレビュー

公開日: : 最終更新日:2017/01/26 書評・ブックレビュー

今日は

「この世の悩みがゼロになる」

という本を紹介します。

お金の悩み、恋愛の悩み、人間関係の悩み、仕事の悩み。人間が生きている限り、常につきまとってくるのが「悩み」です。これらの「悩み」を解決するには、どうしたら良いのでしょうか。人に相談するのではなく、自分で解決できてしまう、画期的な方法。人生が思い通りにならないとき、思い悩んで苦しいとき、そんなときにオススメの本です。

この記事はブックレビューの前半です。

 

著者は小林正観さんです。仏教系の人だとずっと思ってきましたが(前回紹介した「100%幸せな1%の人々|書評・ブックレビュー」でも仏教系と書いてしまった、、)、そうでもないようです。ご自身では唯物論者と言っています。ともかく、不思議な思想の持ち主で、確かに読者の悩みを軽減してくれるものだと思います。

帯には、

人生が思い通りにならない、仕事が嫌い、イヤな人がいっぱいいる、そんなあなたの悩みが、たちまち解消する考え方があります。講演回数が年330回!話題の著者が教える、人生の法則!

とあります。

 

目次は、、、?

本書の目次は以下のようになっています。

はじめに

第1章 思い通りにならない人生に疲れたら

第2章 仕事がつらくて辞めようと思ったら

第3章 今、幸せでないことが悲しかったら

第4章 人間関係に行き詰まったら

第5章 お金がなくてつらかったら

第6章 自分が嫌いでどうしようもなかったら

第7章 子どもが言うことを聞かなかったら

第8章 死について考えることが怖かったら

 

これを見れば分かる通りに、悩みを解決する原則から始まって、「仕事」「人間関係」「お金」「子育て」「死」など、それぞれ深く難しい話題を扱っていきます。それではいつものように、印象に残ったところをピックアップしていきましょう!

 

人間関係を永遠に解決する方法2つ

ここがまず小林正観さんの真骨頂なのですが、逃げられない人間関係を完全に解決する方法が二つあって、そのどちらかを私たちは選べば良いと言うのです。一つは、相手を人格者に変えてしまうこと。二つ目は、自分が人格者になってしまうこと。そして、小林さんは後者の方が圧倒的に簡単で、それを選べば人間関係のトラブルから解放されていくことができる、というのです。

私たちの人間関係は、思えば相手を変えようとすることで、こじれていくのかもしれません。「奥さん(夫)のあれが気に入らない、これさえ直してくれれば。」「あの上司の、あの同僚の、ああいうところが信じられない。」私たちはそのように相手に対する不平不満を持っていて、それが人間関係が改善していくことを妨げています。

小林正観さんは、「相手を変えることを諦める」ように勧めます。この辺がものすごく仏教的だと思ってきたのですが(「諦める」って言葉が、特に)、そうではないようなので、どこが出どころかは分かりませんが、とにかく「相手を変えることを諦める」ことで、心の平安・平静を保つのです。

確かに、相手を変えるのは大変です。気になるところを注意して、それですぐ直る・直せるものではありません。相手も長年かけてそのような考え方や性格になっているのです。仮に、何年か一緒に過ごして注意して・叱って、自分の好むように直ったとしましょう。もう一人、気に入らない新しい人が、現れてくるのです。そうしてもう一人を直したら、また新しい人が現れてきます。すべて自分の周囲が心地よい人間関係になるより先に、自分の一生が終わってしまいます。

しかし、自分が変わってしまうのは、どうでしょうか。自分が人格的に優れた人になってしまうのです。自分が変わってしまうのです。これは大変なようでいて、実は周りを変えるということに比べればずっと楽なことなのです。「人格者」ってなんでしょうか。人それぞれ定義が違うと思いますが、本書は「人の悪口を絶対言わない」ことを勧めています。確かに「人の悪口を絶対言わない」だけで、非凡な存在になれることは確かです。

 

人の悪口を言わずに生きるとどうなるか

ずっと昔に、実験をしたことがあります。数ヶ月の期間限定で、ある現場に出向いたときのことです。そこに行く前は「君、あそこは大変なところだよ、ご愁傷様、、、」という感じで言われて出向いたのです。実際に大変な現場だったし、おかしなこともたくさんありました。いろいろ今考えると不愉快な目にもあったのですが。私はその期間の間、まったくその職場の人たちの悪口を言わずに、まったく誰とも争わずに、過ごしました。

それは私が人格者だったとかそういうことではなくて、日々の仕事と並行して夜はとある資格試験の勉強をしており、そちらに集中する必要があったのでした。忙しい中で時間を捻出して業務とは別に勉強をするというのは、それ一つとっても大変なことです。私には職場での人間関係を家庭で振り返ったり、職場の外で考えたりすることは避けたかったのです。というか、そんなことに脳みそと時間を使っていられないと思った。そうしてその期間の間、仕事のすべてと人間関係を職場に置いて帰宅する、ということを続けたのです。

すると、魔法のようなことが起きました。

職場の人間関係が、少しずつ(正確にはある時期を過ぎたころ、急激に)改善していったのです。振り返ってみると、それは理にかなっていることかもしれません。真面目に仕事に取り組んでくれて、良くできる人で(経験がある分野だったので)、なおかつ人間関係的にもまったくのホワイトで誰の敵にもならない。そんな人がいたら、職場の人数にもよりますが、だんだん現場は良くなっていくはずです。

それ以降はどの職場でも、そんな風には働けていなかったので(笑)。反省も込めて、「人間関係は、自分の人格を変えれば解決」、「一番てっとり早い人格向上は、人の悪口を言わずに生きること」。この二つ、本書で思い出させてくれたこととして、大切にしたいと思いました。

 

この本、内容がなかなか濃いので、二回に分けてお伝えします!

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