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書評: 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える(千田琢哉)

公開日: : 最終更新日:2017/04/17 書評・ブックレビュー

今日は

「人生で大切なことは、すべて「書店」で買える 20代で身につけたい本の読み方80」を紹介します。

著者は人気作家の千田琢哉さんです。

私はこの千田さんの本がけっこう好きで、いくつか読んで勉強しています。学生時代に一万冊以上の読書をして博学になり、そのあとサラリーマン時代を経てビジネスコンサルタントになったとか。そして20代のサラリーマンに向けての応援歌のような本をいくつか出版されています。

文体やテーマが、中谷彰宏さんという作家に似ている、というのが第一印象でした。いくつか千田さんの著作をそのあと読んでいく中で発見することですが、中谷彰宏さんの影響を受けているとご自身で認めているようですね。

この本の中で、中谷彰宏さんの著作との出会いも描かれています。

 

目次は以下のようになっています。

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える 目次

20代で身につけたい本の読み方80

プロローグ 僕の出身校は、仙台の丸善と金港堂だ

第1章 本さえ読めば、どんな時代になっても知恵で生き抜いていける

第2章 本が背中を押してくれる「行動力」

第3章 本が教えてくれる本当の「コミュニケーション力」

第4章 本が伸ばしてくれる効率的な「勉強力」

第5章 本が磨いてくれる結果を出す「仕事力」

第6章 本が導いてくれるお金の不安から自由になれる「経済力」

第7章 本が加速させてくれる「成長力」

第8章 人生を変える本の「買い方・読み方」

エピローグ つらいときに群れるな、本を読め

 

本好きな著者が、読書のメリットを訴えてくれる

この本の特徴を端的に言えば、無類の本好き(大学時代四年間で一万冊!)である千田琢哉さんが、読書をするとどのようなメリットがあるか、読書にどのような楽しみがあるか、ということをこれでもかと書いてくれていることです。

若者の活字離れ、なんて言葉もありますが、本を読む人生は非常に豊かです。

著者とは全く比べるべくもありませんが、私もある程度の読書好きなので、著者の主張には好感が持てるのです。

 

読書のある人生の豊かさ

読書のある人生は豊かです。

身近な人だけに囲まれて、身近な話題にのみ思考を振り分けている人生には、広がりと奥行きがありません。狭い人間関係で行き詰ってしまうこともあります。千田琢哉さんは、そういう人生とは対極にある方のようです。持ち前の行動力と人脈でいろいろなことに挑戦して、常に新鮮で豊かな人生を切り開いていく。

それだけ聞くと、「ああ、すごい人は違うな、、、」と思いがちですが、千田琢哉さんは、読書がそういう人生への入り口になった、と説いているわけです。

若いときの読書が自分を変えて、豊かな人生を歩めるようになっていった。それが千田さんの主張です。

そして、千田さんは読書そのものが豊かな行為だという考えです。書斎を持ち、自分の気に入った本を揃えていく。それは確かに心のゆとりがないとできない、豊かな行為そのものです。

 

読書によって、仕事やビジネスにおいても磨かれていく

千田琢也さんは、読書によって人間性が深まり、仕事やビジネスの能力が高まっていくことを説きます。

それだけではなく、

書籍にかけた金額が年収に比例する(年収を上げたければ本をよめ)

とか、本を読めば外見すら良くなる、男前になりたければ美人になりたければ本を読め

とすら言っています。

それだけで聞くと「本当かよ!」と言いたくなるかもしれませんが、千田さんは読書によって内面を磨くことの大切さを強調しているのです。

そして彼の言葉で聞くと、説得力があります。少し引用してみます。

「65 読書をしないと外見が劣化する」

読書をすると、顔つきが変わります。

(中略)

20代までにモテた人と30代以降でモテる人が違うのは、外面でモテていたか内面でモテていたかの差です。

恐ろしいことに本を読まない人は、20代では自慢だった容姿が30代に突入する頃には見るも無残にどんどん劣化していくのです。

反対に本を読んで脳みそをフル回転させている人は、全身の細胞が活性化して輝きながらオーラを発していくのです。

若返りたかったら、読書に限る。

モテたかったら、読書に限る。

(人生で大切なことはすべて書店で変える 154-155ページ)

なんと読書をすれば、アンチエイジングまでできてしまう!と言わんばかりですが。

しかしこの辺りが千田節の真骨頂というか、一見読書とは関係のないことまで引っ張り出しながら、読書のメリットを言い抜いてしまうのです。

上の引用を読んで本著に興味を持った方もいるのではないでしょうか。

 

人と出会うように、本と出会う

最後に、千田さんの言いたいことを私なりに読み取ったことを。

本はただの本ではない、ただの情報ではない

というのが千田さんの文章からはひしひしと伝わってきます。

千田さんにとって一冊の本との出会いは、一人の人との出会いに匹敵するのです。

プロローグでは、上述の中谷彰宏さんの著作との出会いが出てきます。彼の「昨日までの自分に別れを告げる」という本を読み終えたとき、彼は文字通りそれまでの人生に別れを告げるのです。それから本の虫に変貌して、次から次からへと本を読み漁る毎日。1000万円以上、1万冊以上を大学四年間で購入し、その全てを読みきったと言います。

振り返って千田琢哉さんは言います。

今なら断言できることがあります。

あなたの人生で、これから先に起こる未知の難題に対するすべてのヒントは、すでにどこかの誰かが本に書いてくれているということです

(人生で大切なことはすべて書店で変える プロローグより)

読書は人生を変えていく。それは千田さんの実体験から出てきた確信なのでしょう。

読書へのモチベーションを高めてくれる本著、おすすめです。

 

以上、書評: 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える(千田琢哉)・・・でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。もし面白かったらシェアしてくださると嬉しいです。

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