*

書評: 100%幸せな1%の人々(小林正観)

公開日: : 最終更新日:2017/04/18 書評・ブックレビュー

私は最近仏教系の本に惹かれています。

以前にも現役の僧侶である小池龍之介さんの著作についてレビューを書きました。

書評: もう、怒らない(小池龍之介)

今日紹介したい本は

「100%幸せな1%の人々」

という本です。

著者は小林正観さん。仏教系というより、自己啓発というジャンルにあたるのでしょうか。

しかし、いわゆるポジティブ・前向きになればなんでもできる、的なガンバレ本とは一線を画しています。

なんというか、深いのです。

仏教の話もたくさん出てきますし、聖書も出てきます。

いろんな宗教や思想に造詣が深い方なのだと思うのです。

それでいて、ユニーク。

帯には、

「すべてが幸せになる法則。

悩み、仕事、病気、お金、イライラ、子ども。すべてのことを受け入れて、100%幸せに生きる、

1%の人になる。」

とあります。

ここで、タイトルの意味がわかります。

「自分は100%幸せだ」と言い切れるような人生を送っている人は、1%くらいしかいない、その希少価値のある

存在になるために、この本で学ぼう。

ということだと思います。

それでは、読み進めていきましょう。

 

目次は、、?

本書の目次は以下のようになっています。

第1章 すべてを受け入れる

第2章 感謝の魔法「ありがとう」

第3章 否定しない・怒らない

第4章 宇宙の法則

第5章 イライラする人、させる人

第6章 病気は体からのメッセージ

第7章 この子はこの子のままでいい

第8章 お金に好かれる方法

第9章 神様からのメッセージ

目次の各章のタイトルからしてユニークで、何か教えられる気がします。

 

学んだ印象深いことを幾つかピックアップしていきます。

 

起きてくる現象を受け入れていけば、「つらい」「悲しい」と思わなくなる

この辺が、仏教的と思ってしまうところなのですよね。

いきなり「受け入れる」とか「諦める」とか言い切ってしまう。

それができれば苦労はしないよ、、と思いつつ、心惹かれるものがあるのです。

著者の講演会で話を聞いた人が、電話をかけてきたそうです。

「夫の体調が悪くて病院に行ったら脳腫瘍でした。2-3年の命です。

どうしたらいいのか。つらくてつらくてしょうがありません。」

こういう相談をしてきたそうです。

そのときに小林正観さんは、

「今電話をしてきたのは、

夫の脳腫瘍を治してくれ“ということか、

夫が病気になってつらい気持ちになっている、その落ち込んだ気持ちをなんとかしてくれ“というのか、

どちらですか?」

と聞きます。

ほとんどの場合、私たちは起きた現象とつらい気持ちをセットにして考えます。

しかし小林さんいわく、何が現象が起きたということと、つらい気持ちが起きているということは、

それぞれ別の、二つのことだというのです。

物事自体では、幸・不幸はない。

物事を解釈するときに、幸・不幸が発生する

というのです。

 

幸せになるのは3秒でいい

ですから、小林正観さんは説きます。

幸せになるのは3秒でいい、と。

・過去の出来事のすべてを受け入れる。

・現在のすべてを受け入れる。

・未来の出来事のすべてを受け入れる。

その3秒で幸せになるというのです。

むちゃくちゃに聞こえますが、欲望がすべての苦しみの始まりだという、初期仏教にも似た、

諦念(ていねん。あきらめること)の発想が根底にあるのだとおもいます。

ですからこの本を読んでいくと、無理やりな感じはしません。

いろいろな欲望を減らし、自分の思い通りにならないことをじたばたすることを諦め、

周りの状況を受け入れていく。

それが幸せへの早道なのです。

 

ありがとうは魔法の言葉

著者は、「ありがとう」という言葉を勧めます。

「ありがとう」という言葉を多く使うことで、魔法のように幸せに近づいていくというのです。

その逆に、不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句をいうと、幸せは逃げていきます。

これは、真実ですよね。

友人関係を考えたって、そうです。

誰だって、悪口や愚痴を少なくして生きている人の周りに行きたいものです。

不平不満の多い人は、自然と避けられていくものです。

著者の場合は、そんな単純な話だけではなくて、

「ありがとうとたくさん言っていると、神様が味方になってくれる」

とか

「不平不満が不幸な出来事・不運を呼び寄せる」

とか、

少し神秘的(?)な表現に入ってしまうので、眉唾ものと思われてしまうかもしれません。

しかし、ありがとうの心を持って生きる、不平不満や愚痴や悪口はなるべく言わない。

この辺りは、人間としてとても大切なことですし、

こんなことを心がけている人に幸運な出来事が訪れるというのは、納得できることです。

 

まとめ

ちょっと不思議で、ちょっと徳を高めることに役立つ、

「100%幸せな1%の人々」

という本。今までとは違った、一味違う人生論が楽しめます!

 

以上、書評: 100%幸せな1%の人々(小林正観)・・・でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。もし面白かったらシェアしてくださるとうれしいです。

Team18広告

Feedly

follow us in feedly

nend

関連記事

書評: ラクをしないと成果は出ない(日垣隆)

今日は 「ラクをしないと成果は出ない」 という本を紹介します。著者は日垣隆さんです。

記事を読む

この世の悩みがゼロになる(その2) | 書評・ブックレビュー

この記事はブックレビューの後半です。前半は「この世の悩みがゼロになる(その1)」をご覧ください。目次

記事を読む

1分間松下幸之助(小田全宏) | 書評・ブックレビュー

経営の神様、松下幸之助のエピソード・名言から学ぶ! 松下幸之助さんというと、名著「道をひらく」

記事を読む

書評: 英会話ヒトリゴト学習法(酒井穣)

今日は「英会話ヒトリゴト学習法」(酒井穣)を紹介します。 この本は「新しいアイディアを教えてもらっ

記事を読む

筋トレが最強のソリューションである【書評】

筋トレが最強のソリューションである【書評】 話題の本、買いましたよ。 筋トレが最強のソリ

記事を読む

書評: EQ英会話 (本城武則)でシャイな人も英語がペラペラに。

  今日は 「EQ英会話」 を紹介して、英会話の上達方法について

記事を読む

鈍感力(渡辺淳一)| 書評・ブックレビュー

かつて小泉純一郎元首相で話題になった、「鈍感力」の元ネタです。 鈍感力を身につけましょ

記事を読む

「社長力養成講座」小宮一慶 | 書評・ブックレビュー

  今日は「社長力養成講座」のレビューです。 ちょっと書名が似ている「

記事を読む

望みをかなえる脳(林成之)| 書評・ブックレビュー

脳の仕組みを用いて、勉強・仕事に成果を出そう。 脳の仕組みを知ると、願望実現に一歩近づ

記事を読む

頭のゴミを捨てれば脳は一瞬で目覚める! 苫米地英人 |書評・レビュー

頭のゴミを捨てれば脳は一瞬で目覚める! 苫米地英人 このブログの読者がどれだけ楽しみにしている

記事を読む

Team18広告

Feedly

follow us in feedly

nend

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Team18広告

Feedly

follow us in feedly

nend

イチローのマーリンズ退団後の移籍先はどこ!?

イチローのマーリンズ退団後の移籍先はどこ!? レジェンド・イチロ

スター・ウォーズ「フォースの覚醒」がテレビとhuluに登場。

スター・ウォーズ「フォースの覚醒」がテレビとhuluに登場。 ス

走るのが嫌いな人のためのダイエット、3つのコツ

走るのが嫌いな人のためのダイエット、3つのコツ 走るのが嫌い、苦

杉谷拳士が2017リアル野球BAN不参加。芸人じゃなかった(笑)

杉谷拳士が2017リアル野球BAN不参加。芸人じゃなかった(笑)

大谷翔平のエンゼルス入団会見を、私なりに日本語に訳しました。

大谷翔平のエンゼルス入団会見を、私なりに日本語に訳しました。[/ca

→もっと見る

PAGE TOP ↑