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WBC2017 オランダvs.日本 第二次ラウンド死闘

公開日: : WBC・侍ジャパン, 野球

WBC2017 オランダ vs.日本、第二次ラウンド死闘!

WBC2017が熱いです。特に第二次ラウンドは激アツ。熱すぎる!それではオランダ戦は日本の球史に残る名勝負なのではないでしょうか。本当に見ていて死ぬかと思った(笑)。

結局は日本 8-6 オランダで、日本が勝利したわけですが、一瞬も気が抜けない勝負でした。それでは死闘、オランダvs. 日本を振り返ってみましょう。

 

WBC2017戦前の予想 オランダ打線の破壊力はトップクラス

WBC2017の戦前の予想によれば、オランダはベネズエラや米国といった優勝候補と比べて、一つランクの劣る評価であったように思います。その理由は、投手陣にあるでしょう。バンデンハークという力のあるエースがいますが、投手の駒数としては不足しているように思います。

けれども、打線の強力さは圧倒的。四番に座る日本プロ野球で活躍中のバレンティン選手をはじめとして、現役メジャーリーガーも何人かいて、一発がどこからでも出るような打線になっています。

裏を返せば、侍ジャパンとしてはこの破壊力満天の打線をどう抑えるか。そして投手をどう打ち崩していくか。その辺がポイントになります。

 

先発投手はロッテの石川歩。

第二次ラウンドの初戦となるオランダ戦。日本の先発はロッテの石川歩。第一次ラウンドの第一戦であるキューバ戦も、石川歩が先発でした。やはり強心臓のこの人は「開幕投手」に向いているのでしょうか。

対するオランダの先発投手は、オランダ代表のエースと呼んでいい、バンデンハーク選手。この人は日本プロ野球のソフトバンクホークスでプレイしており、2014年には最多奪三振や最優秀防御率などのタイトルも獲得している本格派投手です。

198cmの長身から(そもそもオランダ人は背が高い人が多い)155kmを越す豪速球を投げ込んでくる、スーパーエースです。

 

日本の先発スターティングメンバーの変更点

日本は三塁手が今大会WBC2017絶好調の松田に代えて、田中広輔が登場。また、秋山も出場です。打順も組み替えて、山田哲人が下位打線にまわりました。スターティングメンバーの打順はこんな感じ。

1 三 田中 広輔
2 二 菊池 涼介
3 右 青木 宣親
4 左 筒香 嘉智
5 一 中田 翔
6 遊 坂本 勇人
7 指 山田 哲人
8 中 秋山 翔吾
9 捕 小林 誠司

 

先制点は日本、秋山の犠牲フライ

均衡が破られたのは2回。中田翔の好調が続いています。いきなりこの回先頭打者の中田翔が二塁打。坂本勇人が送って、山田哲人がフォアボールで出塁したあとに盗塁を決め、ワンアウト二塁三塁のチャンス。

ここでWBC2017では初めてスターティングメンバーとして出場した秋山が犠牲フライを見事放ちます。先制点は日本になりました!

ここで秋山を出してきたことが功を奏しましたし、今後第二次ラウンド以降の選手起用の幅も広がったと言えるでしょう。ナイス采配です。

しかしオランダ打線恐るべし、その裏にさっそく追いつかれる

2回裏。石川歩は四番のバレンティン、5番のグレゴリオスを抑えますが、6番スクープから一発が飛び出します。レフトへのソロホームランを打たれて、あっという間に同点にされてしまいます。

どこからでもホームランが飛び出す

のがオランダ打線の怖いところです。こんなに早く追いつかれてしまうとは思いませんでした。油断ができません。

 

中田翔、もう一人の四番だ!

3回。この回も大きいイニングになります。好調の菊池が内野安打で出塁し、二盗を決めます。三番青木も内野安打を打ってくれます。そのあと四番の筒香が三振に倒れて、「あ〜あ」となったのですが。

そのあと、中田翔がレフト方向への3ランホームラン!!

4対1と大きく勝ち越しとなる、大きな意味の一発でした。これで中田翔は三試合連続のホームランとなり、WBC日本代表としては初の快挙だそうです。

中田翔、さすがに男です。

昨年はパリーグの打点王であり、ものすごいチャンスに強いのが中田翔です。「国際試合はやるかやられるか」と言っている通り、喧嘩腰なのも見ていて楽しいですね。

第一次ラウンドではとにかく筒香が打ちまくって中田翔は凡退が目立ちましたが、このように筒香が打てない時は中田翔が打つ。どちらかが打ってくれれば、日本は勝てる。そんなことを確信したホームランでした。

関連記事:中田翔と筒香嘉智の仲良しインタビュー全文 WBC2017・侍ジャパン

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それで侍ジャパンの勢いは止まりません。坂本勇人がフォアボールを選び、山田哲人がレフト前ヒットを打って、ツーアウト一塁二塁。ここで秋山がまた打点をあげます。センターへのヒットで5−1。この回4点をあげて、日本が大きくリードを広げます。

 

死闘の予感:4点とった直後に4点とられる

この三回の裏の攻撃のオランダを見た時に、「大変な試合になったな、、、」と思いました。

なんと、日本が4点とったその直後にオランダ打線が爆発して同じ4点を取られてしまうのです。

9番のオデュベルが二塁打を放ち、一番に戻ってメジャーリーガーのシモンズがライト前にタイムリーを打って、まず1点を返します。ここで5対2。

次に警戒されていたプロファーが一塁強襲のヒットでワンアウト一塁、三塁にします。三番のボガーツがライトに犠牲フライを打って、2点目をあげます。

ここで止まらないのがオランダ打線の怖いところ。4番のバレンティンがものすごいホームラン。レフト線に、ポールを直撃するホームランを打って2ラン。一気に同点とされてしまいました。。。

なんてことだろう。オランダ強いぞ、、、、

 

4回はピッチャー交代

次の回ではそれぞれ先発投手から2番手へと交代。オランダはスーパーエースのバンデンハークからマークウェルに。日本は石川歩が降板して平野に代わりましたが、平野が見事に三人でシャットアウト。良い出だしです。

 

伏兵・小林誠司と千賀がナイスプレー

ここでWBC2017の新キーマンとなった小林誠司がまたやってくれます。まずはこの回先頭打者の坂本勇人がヒットを打って、その後エラーで二塁へ進塁。

山田哲人と秋山が凡退しましたが、ツーアウトで今回のWBC2017でラッキーボーイとなったキャッチャーの小林誠司がセンター前にタイムリーヒット!!!大きい勝ち越し点をあげて6−5としました。小林誠司、今大会で大ブレイクです。

もう一人、千賀が計算できる選手に

5回の裏から千賀に投手交代しました。シモンズとプロファーに打たれていきなりピンチを迎えますが、続く3番ボガーツ、4番バレンティン、5番グレゴリオスと強打者揃いのクリーンアップを三者で抑えます。千賀は計算できる選手になりました。これは第二次ラウンド以降の戦いのために、大きな収穫となるでしょう。

 

菊池涼介が永遠に語り継がれるであろう伝説のプレー

一回一回がチャンスを作りながら、両チーム全く得点が取れません。

見ているだけで息が止まりそうな好ゲーム。

そんななか、7回裏に日本の守備でスーパープレイが飛び出します。

ワンアウト一塁で3番ボガードがセンター方向へヒット性の当たり、しかしそのときセカンド菊池が横っ飛びでスーパーキャッチ!!!そしてすぐグラブトスでアウト。

おもわずオランダ代表の選手のなかにも拍手してしまう人がいるほどのスーパープレー。これはテレビを見ていて叫んでしまった人も多いんじゃないでしょうか。メジャーリーグのスカウトたちも一気に色めき立ったでしょうね。世界トップクラスの超ファインプレーです。

菊池のこの手の守備は相手のヒットを消してしまうのですから、タイムリーを打つのと同じくらいの価値があります。

関連記事:菊池涼介の脅威の守備。守備範囲は「まるで忍者!?」

 

8回裏、宮西に代わって増井のナイスピッチング

8回裏から侍ジャパンは日本ハムの宮西投手を投入。しかし、ヒットと四球を織り交ぜてオランダ打線にワンアウト満塁にされてしまいます。大ピンチ。ここで点をとられるわけにはいかない、、、

ここで宮西に代わって増井が登場。三振とショートゴロに後続をぴしゃりとシャットアウト!それにしても心臓に悪いぞこの試合、、、、

関連記事:WBC・侍ジャパン 宮西尚生 投手 日本ハム

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1点リードで迎えた9回裏。ここでドラマが待っていた、、、

さあ、日本の一点リードで迎えた9回裏のオランダの攻撃。

マウンドには守護神起用の楽天の則本。

則本は本来は先発ピッチャーですが、先発・中継ぎ・抑えとフル稼働していくことが予想されていました。2009年のときのダルビッシュのような起用法ですね。気迫で三振を取りに行くピッチャーなので、ここぞという場面で投げてもらいたいものです。

関連記事: 楽天則本はWBC2017で守護神登板!?

投手編: WBC2017侍ジャパンのメンバー紹介

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そして侍ジャパンは守備固めで数人いれかえます。鈴木誠也がライト、青木はレフトへ移動します。これがのちのち功を奏するのですが、、

則本は先頭打者プロファーを三振。このときは危なげなくおもわれましたが、このあとドラマが待っています。

そのあと3番ボガーツにフォアボールを与えてしまう。そして四番バレンティンがライトに大きなヒットを放ち、ワンアウト一、三塁の大ピンチを迎えます。6番のスクープが見事にタイムリーヒット。菊池ががんばりましたが、7回のスーパープレーの再現はならず。

延長戦に突入です。

9回は則本が誤算でした。ここで牧田を出すべきだったとか、いろんなことが言われていますが、まあ結果論でしょう。ここは則本で勝負してみたのはナイストライだと思います。

 

10回からは新守護神登場:牧田

10回からは牧田が登場。この試合の活躍により、今後は守護神として起用されることになりそうです。

牧田の良いところは、やはりアンダースローの経験が外国人選手にとっては少ないこと。練習のしようがない、経験の積みようがないのです。

球速としては決して速い選手ではありませんが、国際試合では本当に力を発揮できます。彼の地面すれすれから浮き上がってくるようなボールに、短期間では対応できないのです。

タイブレーク突入、ヒーローは中田翔だった

11回「タイブレーク」が行われるのがWBC2017のルールです。ノーアウト一塁、二塁から始めるのです。

そしてこの日のヒーローは中田翔でした。

鈴木誠也が送りバントでワンアウト二塁三塁。そこでレフトへ綺麗な2点タイムリー。さすがはパ・リーグの打点王です。

この11回裏、牧田で逃げ切った日本が勝利しました!

 

まとめ:WBC2017第二次ラウンド、オランダ戦は球史に残る大激戦。心臓に悪かった、、、

ヒーローインタビューで小久保監督は泣いてましたよ。

「一生忘れないと思います」

とのコメントが泣かせます。ファインプレーで称えられた菊池も、「野球人生の中で一番シビれた試合」とコメントしています。

侍ジャパンの選手たちにとっても一生忘れられない、大激戦でした。第二次ラウンドを素晴らしい結果で突破しました。

 

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