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WBC2017侍ジャパン小林誠司「なぜ選出」からラッキーボーイ、陰のMVPへ

公開日: : 最終更新日:2017/04/17 WBC・侍ジャパン, 野球

WBC2017・侍ジャパン、小林誠司!「なぜ選んだ」から「ラッキーボーイ」、はては「陰のMVPへ」!

WBC2017が熱いです。侍ジャパン、強いです。

どの選手も全力で頑張っていますが、意外な男がキーマンになって大暴れしています。

その名はキャッチャー小林誠司!所属する巨人においてもレギュラー捕手の座を射止めていたわけでもなく、「小久保監督はなぜ小林を選んだのだ」と最初は言われました。その「なぜ選んだ」とまで言われた伏兵が、打率4割越え、そしてついにホームランまで飛び出しました。

私も個人的にすっかり小林誠司選手を好きになりました。

今日はWBC2017のシンデレラボーイまたはラッキーボーイ、小林誠司について語ってみましょう。

 

ラッキーボーイすぎて怖いくらい

今テレビの前でぎゃーぎゃー言いながら、第二次ラウンド最終戦のイスラエル戦を見ているんですけどね、6回に小林誠司の打ったボテボテの内野ゴロの一塁への送球が逸れて、運良くセーフになった。それくらいまではまだいいんですけど、

そのあと飛び出して塁間で挟まれたのにアウトにならない

とか

その間飛び出した三塁走者もアウトにならずに、ボテボテの内野ゴロのはずが、けっきょくアウトカウントひとつも増えないタイムリーになってしまった

という状況を見ると、小林どこまで悪運が強いんだ、、、と末恐ろしくなってしまいました(笑)。

結局、この6回のチャンスを広げる貴重なタイムリーになり、ビッグイニングを作ってしまったのです。小林誠司の打ち損ないのボテボテの内野ゴロが。

 

味方ベンチの状況もずいぶん変わりました。

最初はヒットを打てないはずの小林誠司がたまたま打つとベンチが大盛り上がり、というような調子で始まったWBCです。小林誠司がヒットを打ったときに、「巨人のチームメートの坂本勇人がびっくりして目を丸くしている映像」などがすっぱ抜かれていました。

けれども、6試合目が終わろうとしている今、

他の誰よりも打ちまくっているじゃねーか、坂本も小林をバカにできねーぞ

という状況です(笑)。

さあ、第一次ラウンド初戦のキューバ戦から振り返ってみましょう。

(関連記事:WBC2017キューバ戦で山田哲人のホームランをナイスキャッチ!

 

まずは第一次ラウンドでの小林誠司

第一次ラウンドの初戦であるキューバ戦から、いきなりフル出場で起用されている小林誠司。

WBC2017が始まった段階では、召集されたキャッチャー陣のなかで、誰が使われるかはまだ決まっていなかったはずです。

しかし、キューバ戦で思わぬ安定感を見せたのでしょう。

 

小林誠司は、第二戦オーストラリア戦が終わった時点で小久保監督の信頼を獲得

2017年3月7日のキューバ戦、翌8日のオーストラリア戦と2試合連続でフル出場したところで、小久保監督が「WBC2017の全大会を通じて小林誠司を起用したい」というコメントを出してきます。

「正捕手」という言葉が長らくなかった侍ジャパンですが、ついに小林誠司がそのポジションに上り詰めました。

オーストラリア戦において、小林誠司はレギュラーシーズンで同じ巨人のチームメイトとなっている、先発菅野投手の好投を引き出します。

(うーん、WBC代表に選出された直後は「なぜ小林が選ばれた」「どうせ菅野専用のキャッチャー」とまで、ネットで悪口を言われていた頃が懐かしい、、、)

そして二つの犠打をきっちり決めて、自分の役割を果たします。

 

千賀のフォークもワンバウンド投球もきっちり止める

今大会WBC2017で目立っているのは、

ワンバウンドのボールも内股で体全体を使ってしっかり止める小林誠司の姿

ですね。

昨年秋に行われたWBC強化試合で何度も変化球を後逸してしまったことから考えると、これはすごい進歩です。

オーストラリア戦で中継ぎで登場したソフトバンクの千賀は、「お化けフォーク」と呼ばれるほどの落差と取りにくさを持つフォークボールが決め球です。この千賀のフォークも小林が完全に止めて、全く後ろにそらしません。千賀の力を小林誠司が引き出すことができたのも、大きな収穫です。

 

小久保監督をうならせた5回のピンチの場面

小久保監督が試合後のヒーローインタビューで小林をほめたのは、このオーストラリア戦の5回に迎えた侍ジャパンのピンチのときのプレーについて。ツーアウト一塁二塁となり、先発の菅野から交代して、岡田が登板します。

けれども、ここで岡田投手のストライクが全く入らない。

最初のバッターにストレートの四球を与えてしまいます。それで止まらず、その後もストライクが入らないのです。

そのとき、小林誠司が動いたのでした。

小林がマウンドに駆け寄って声をかけて間を取ります。そのあと、岡田はバッターをダブルプレイに打ち取ることができたのです。小林がマウンドに行った、その間をとったタイミングを小久保監督が絶賛します。あれで空気が変わったと。

小林誠司は細かい隠れたファインプレイで、ベンチの信頼を勝ち得たのでした。

(関連記事;強いぞ侍ジャパン! WBC2017で2連勝、オーストラリア戦結果

 

なんと第一次ラウンド最終戦中国戦ではホームランまで飛び出す

「小林誠司がヒットを打つとベンチが沸く」

というのがニュースになっていて、ネットでも笑いが巻き起こっていました。

しかし、そろそろ笑えない状況になっています。

なんと中国戦では日本プロ野球通算8本しか打っていない小林誠司が、大事な国際大会でのホームラン!

他の選手より、ぜんぜん打ってるじゃねーか。

というのが、私の偽らざる印象です。

ここで実況中継も「侍ジャパンの正捕手だぁあああ!」と絶叫していたのが印象的でした。だんだん評価がくつがえってきたのがこの頃です。

小林誠司が一塁へ矢のような牽制球を投げてランナーを刺すシーンもテレビ放映で繰り返され、正捕手の風格が備わってきました。

もともと、肩の強さには定評があったんですけどね。

この頃までは「なぜ小林誠司が選出されたの?」と言われていたのに、だんだんと小林は侍ジャパンになくてはならない存在になってきています。

(関連記事:WBC2017 中国戦結果、侍ジャパン 第一ラウンド突破

 

第二次ラウンドに進出しても、小林誠司の勢いは衰えない

第二次ラウンド初戦、歴史に残るオランダ戦で小林誠司が活躍

第二次ラウンドの初戦は、日本球史に残る死闘でした。破壊力のある打線同士が、一歩も譲らずに攻撃を仕掛け合う、激闘です。

そのオランダ戦にて、小林誠司が大活躍してくれました。

まさにシーソーゲーム、一進一退の厳しい攻防が続いていましたが、

最後に、なんと小林誠司が貴重な勝ち越しタイムリーを放ちます。

もうラッキーボーイじゃない。

この活躍は本物としか言いようがないのではないでしょうか。

小林誠司はWBC2017を通して急成長して、大ブレイクした、というのが正確なところだと思います。

(関連記事: WBC2017 オランダvs.日本 第二次ラウンド死闘

 

9人の投手リレーを一人でまとめあげた好リード

小林誠司は、キャッチャーとしてリードの面でも株をあげています。

オランダ戦は、なんと9人の投手を投入した死闘でした。

その9人すべてに対応してリードした小林誠司。

小林に対してものすごく辛口のコメントが続いていた野球解説者たちも、これには舌を巻いたようです。特に小林に厳しいコメントをいうことで知られていた元ヤクルトの古田敦也氏までも、小林のリードを褒め始めました。

この世界、結果がすべてです。

小林誠司を日本中が認めはじめました。すごいぞ小林誠司!

 

続くキューバ戦においても貴重な同点タイムリー

第二次ラウンドの第二戦となったキューバ戦。

この試合でも小林誠司が大事な場面で打ってしまいます。

6回のワンアウト一塁二塁の場面で、貴重な追加点となる同点タイムリー。

結局、ここに至るまで打率5割です。そのあと8回に代打内川に代わってしまいますが、打撃面でもこの人小林誠司がバッターボックスに立つと何かが起こります。

 

今日の第二次ラウンド最終戦イスラエル戦

第二次ラウンド最終戦イスラエル戦でも、小林の勢いは止まりません。

冒頭で紹介した通り、小林誠司が打席に立つと何かが起こります。ボテボテの内野ゴロが、結果アウトカウント無しのタイムリーになってしまった時には笑ってしまいました。しかしイスラエル戦の次の打席で、私は小林誠司の今回の活躍について、秘訣を見たように思いました。

小林がフルカウントからファールでさんざ粘った挙句に、フォアボールを選んだのです。

小林には、淡白な様子が微塵もない。一球一球、自分の力で食らいついている印象を持ちました。

この必死さ・粘りが幸運を呼んでいるんだろーな

と素直に感心し、何か納得したような気がしました。

 

まとめ:小林誠司は「なぜ選出された」からラッキーボーイへ出世。そして今やMVPも夢じゃない

小林誠司は、侍ジャパン28人が選出されたときに、一番疑問の声があがった選手かもしれません。

しかし、めげずに活躍を続けるたびに、ラッキーボーイと呼ばれるようになり、ファンから応援され、愛されるようになってきました。この調子で決勝ラウンドでも活躍し続けたら、ベストナインをあげてもいいんじゃないでしょうか。

いや、

決勝か準決勝で、もう一回くらい大事なところでホームラン打ったら、MVPだって夢じゃない

とすら思います。WBC2017における一番の出世魚、小林誠司から、これからも目が離せません!

 

以上、WBC2017侍ジャパン小林誠司「なぜ選出」からラッキーボーイ、陰のMVPへ・・でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。もし面白かったらシェアしてくださればうれしいです。

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