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プロ野球オールスター第一戦は新機器トラックマンが主役だった件

公開日: : News, 野球

プロ野球オールスター第一戦は新機器トラックマンが主役だった件

オールスター2017が盛り上がっています!

第一戦はなんだかんだ言って、ホームラン連発の空中戦でした。

2戦目は、もう少し落ち着いた試合展開(今のところ)ですが、昨日の第一戦について、気になったことが一つありました。

 

それは新しい計測機器「トラックマン」の存在。

球速のみならず回転数とか、いろいろと数値を出せるのは面白いけれども、同時に疑問符もつく放送だったので、今日はトラックマンについて振り返ってみたいと思います。

 

 

新型機器「トラックマン」って何?

トラックマンとは、プロ野球に昨今導入され始めている弾道計測機のことです。

もともとは軍事用に開発されたとのことですが、それがスポーツの世界に転用され、今ではメジャーリーグの全球団が導入しているとか。

 

日本において一番最初に導入したのは東北楽天イーグルスで(さすがはコンピュータ企業ですね)、今ではかなりの球団がトラックマンを球場に設置して、活用しています。

このトラックマンが、今回のオールスターではかなり登場してきたのです。

 

そしてついでながら、トラックマンをまだ導入していないのは、千葉ロッテマリーンズとヤクルトスワローズであることが発覚。

うわー、どちらもリーグ最下位のチームではないですか、、、、またもやチームのイメージが悪くならなければいいんですが、、、

 

 

トラックマンで測定できる数字は何か?

トラックマンを使って計測できる数字は、なんでしょうか。

ピッチャーであれば、今までは「球速」がメインの数字でした。

 

トラックマンはそれに加えて、

・初速(ピッチャーが投げた直後のボールのスピード)

・回転数(ボールの回転数)

・SPV(球速あたりの回転数)

を計測して、表示してくれるのです。

 

特に昨今注目されているのは、回転数という概念です。

そしてSPVが高ければ高いほど打ちにくい、たとえばカブスの上原浩治は球速だけを見るとたいしたことがないが、回転数やSPVはすごいんだよ、という話が取りざたされています。

 

 

トラックマンで計測できる打球側の情報はなんでしょうか。

・打球速度

・打球角度

・飛距離

の3つです。

 

今まではホームランにおける「飛距離」の一点のみでしたよね。

他にもいろんな数字が取れるようになったのです。

 

 

テレビ朝日に苦情や意見が殺到

さて、トラックマンを導入したのはよかったんですけれども、テレビ朝日に放映時の苦情が寄せられています。

まあ、いろいろな意見があるようですが、端的に一言でまとめてみると、

「トラックマンのごり押しがうざい」

というところでしょうか。

 

これはみていた人は誰でも感じたことだと思います。

個人で購入できるような機器でもないし(買ってどうするんだという話もあるし)、

なんでこんなにトラックマンをおしているんだ?

と不思議に思ったものです。

 

こういう機器やデータは使い方次第

こういう機器やデータは、使い方次第ですよね。

調べてみると、今は一般化した感のある、ストライクゾーンの9分割だって、野村元監督が導入したものだそうじゃないですか。それまでは「高め」「低め」といったアバウトな世界だったわけで。

だからトラックマンを導入することも、それについて中継中に言及することも構わないと思うんです。

 

ただし、物は使いようで、

ちゃんと野球がもっと面白く感じられるように解説してくれれば良かった

のだと思います。ただ単に。

 

あくまでも選手を中心にして実況&解説して、

打たれた時にデータをみるとか

してくれればもっと良かったと思うのです。

 

しかし実際には、一球一球、回転数が〜、SPVが〜と騒ぎ、肝心のプレーについてきちんとしゃべっていない気がしました。

 

 

打球速度と角度?データの使い方に慣れていない

ピッチャーの方はまだ球速とか回転数とか、いいんですよ。

「上原浩治は球速遅いのになぜ抑えられるんだ」という質問を考える際に、よく回転数だとかなんだとかの話が出てきていたように思うのです。

 

 

でも、打者の方は全く違います。

打球速度とか、絶対にデータの扱いにまだ慣れてないだろ

と思いました。

 

「大谷翔平の打球速度は170km台、すごいですねぇ、今日は大谷はホームランを打てなかったけれども、この打球速度がメジャー級の証明なんだ、すごいなぁ、すごいパワーだ」

みたいなことを言った直後に、西川が特大ホームランを打って、

そのときの打球速度が170km台だったのですよ。

 

大谷がすごいんじゃなくて、当たりがよければたいがいの選手でも170kmの打球速度は出るのではないだろうか?

と普通は思いますよね。

いや、大谷が特別すごいというのは良いんですけれども、打球速度がそれを表しているわけではないのかもしれないよね。すぐに西川が同じような数字出しちゃったわけだから。

 

もう少し謙虚になって、

・打球速度

・打球の角度

これが何を意味しているのか、把握していってほしいなと思いました。

 

 

中継のときに、トラックマンに夢中になっていて選手を紹介しない

ソフトバンクホークスの千賀と広島の鈴木誠也が対決しているときに、

実況中継がまったく鈴木について言及せず、ずっとトラックマンとか回転数の話で盛り上がっている

という事態までありました。

 

千賀と鈴木。この世代を代表する投打のスーパースター同士であり、WBC代表のチームメートであり、そして

ひょっとしたら日本シリーズでこの対決が見られるかもしれない

という、注目の対決なのですよ。

上原の回転数の話は、本当に後で良かった。

 

この事態は、いろいろな人が気になったようで、あの元ヤクルトの石井一久が

「回転数の話は良いから、千賀と鈴木誠也の対決みたい」

とツイートしていましたね。ごもっとも!

 

 

筒香嘉智のホームランのときに見た、数字をほりさげて「解説する」必要性

筒香嘉智がレフト方向にホームランを打ったときに、実況が

打球速度はメジャーリーグに近い、筒香はメジャー級だ

みたいなことを言っていました。

 

すかさずここで元ヤクルトの古田敦也が

流し打ちのホームランでメジャーリーガーの平均と同じ打球速度。引っ張ったら当然もっと速いわけで、筒香のパワーを証明しているのではないか

とコメント。

さすがは一時代を築いた、名キャッチャー!

 

そうなんですよ、筒香嘉智のレフト方向へのホームランは、彼の流し打ちの技術を示すものであり、彼の特徴の一つなのです。

だからこそ筒香本人も「シーズンに取っておきたかった」というジョークを言ったのであり、そういった「選手ありき」の情報、解説が基本です。

単に数字を比べてもしょうがないんです。

 

新しいデータはあくまで選手の特徴を把握した人が、その主張を補強するためのものであってほしい、いやそうならなければならない。

でなければまったくつまらない、

数字的にどちらが上か

という競争になりますよね。

パワプロやってるんじゃないんだから。

実際の野球は、もっともっと複雑なものです。

 

 

まとめ:プロ野球オールスター第一戦はトラックマンが主役のようだった件

トラックマン、個人的にはまったくまだ要らないですね。

もしトラックマンを解説に使いたいなら、詳しいやつをちゃんと連れてこい!知識の乏しさをトラックマンで補おうと思うな!という感じですね。

古田敦也とか野村とか、やっぱり野球に詳しい元選手たちが、早くトラックマンの数値に慣れて、こなれた解説をしていってほしいものです。

以上、プロ野球オールスター第一戦は新機器トラックマンが主役だった件・・・でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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